配達物クラウド管理サービスを提供するトドケール、シリーズAで3億円の資金調達

配達物クラウド管理サービスを提供するトドケール、シリーズAで3億円の資金調達

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配達物管理クラウドサービスを提供するトドケールがシリーズAラウンドにて、3億円の資金調達の実施を明らかにした。

今回のラウンドでの引受先は、WiL、ジェネシア・ベンチャーズの2社。

同社が開発する「トドケール」は、総務・メール室のためのクラウドアプリだ。スマートフォンやパソコンから、配達物のデジタル化や処理を自動化する。荷物の情報を写真から作成し、Eメールなどで対象の社員に通知し、受け取りのサインも電子化で対応できる。また、過去の郵便物破棄率の高い送付元を特定し、不要な郵便物の削減も可能。リモートワークを導入している企業での総務業務も負担軽減ができる。

またBPOサービスの「クラウドメール室」では、トドケールを活用して遠隔で郵便物管理の業務を代行する。

同社は、コンサルタントとして従事した野島 剛氏により2018年7月に設立。野島氏は大学を卒業後、大手コンサルティングファームで10年間コンサルタントとして勤務。その後、米国のビジネススクールでMBAを取得し、カリフォルニアの投資ファンドや宅配ロッカーのスタートアップでインターンに参加。帰国後、2018年にトドケールを立ち上げた。

サービスは2020年9月に提供開始。リリースからの約4年で導入社数は、大手企業を中心に70社以上。また、システム内取り扱い荷物数は、過去4年間で年平均417%以上を達成している。

2024年9月には、トドケールに社内便の管理機能をリリースし、社内での荷物管理も可能となった。同年10月には、サイバーエージェント発のプロダンスチーム「CyberAgent Legit」とスポンサー契約を締結した。

今後は、発送物の管理や社内便の管理、物流連携機能の拡充を進める方針だ。今回の調達資金は、営業・カスタマーサクセスの人材採用、開発チームの強化、機能開発などに充当する。

画像はトドケールプレスリリースより

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