宇宙輸送インフラ構築のElevationSpaceが優勝、B Dash Camp 2026 Spring Pitch Arena

宇宙輸送インフラ構築のElevationSpaceが優勝、B Dash Camp 2026 Spring Pitch Arena

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KEPPLE編集部
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2026年5月22日、国内最大級のスタートアップカンファレンス B Dash Camp 2026 Spring in Sapporo 内で、ピッチコンテスト「Pitch Arena」の ファイナルラウンドが開催され、宇宙から地球への輸送・回収技術を開発する株式会社ElevationSpaceが優勝した。

B Dash Camp の中でも、トリを務めるコンテンツであり特に注目の高い「Pitch Arena」。前日の予選を勝ち上がった7社が登壇した。多くの観客が会場で見守る中、エネルギーから宇宙、ヘルスケア、リーガルテックまでバラエティ豊かなスタートアップによるプレゼンテーションが行われた。

優勝:株式会社ElevationSpace 

ElevationSpaceは、宇宙ステーションなどから地球へ物資を持ち帰るための「大気圏再突入と回収技術」に特化したスタートアップ。JAXA等が長年培ってきた技術を活用し、高頻度に物資を戻すことのできる循環輸送インフラを構築すべく、エンジンから耐熱材料までを自社で開発している。2030年の民間宇宙ステーション移行を見据え、同社によるとすでに40億円近くのプロジェクトを受注しており、2026年後半以降に初号機の打ち上げを予定しているという。

株式会社ElevationSpace 代表取締役CEO 小林稜平氏
登壇した代表取締役CEO 小林稜平氏

準優勝:株式会社AtoJ 

準優勝には、未収金を対象とした対話型ODR(オンライン紛争解決)サービス「OneNegotiation(ワンネゴ)」を運営する株式会社AtoJが選ばれた。同社は法務大臣認証(裁判外紛争解決事業者)を取得しており、オンライン調停を通じて未収金の債権者と債務者の話し合いによる解決を支援している。冨田氏自身が弁護士として、債務者の再生支援や病院の債権回収について相談を受けてきた経験に基づいて開発されたサービスである点も会場からの注目を集めた。

株式会社AtoJ 代表取締役CEO の冨田 信雄 弁護士
登壇した代表取締役CEO 冨田 信雄 氏

また、スポンサー企業より贈られた各賞は以下のとおり。

今回のB Dash Campでは「Next Move(次の一手)」をテーマに掲げ、急激なテクノロジーの進化の中でいかに次の一手を打つべきか、活発な議論が交わされた。特にクロージングで強調されたのは、「個人が変わる」という視点だ。AIの進化により、少人数でも大規模なシステム構築やディープテック領域での起業が可能となる時代へと突入しており、個人レベルの進化こそが次の産業を生み出していくという強いメッセージが会場全体で共有された。

多様な領域で「Next Move」を模索するスタートアップが集った今回のB Dash Campは、AI時代の変化を追い風に、新たな産業が生まれていく可能性を強く感じさせる3日間となった。

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