株式会社クラス

家具・家電を中心とした耐久消費財の循環プラットフォームを展開する株式会社クラスは、第三者割当増資と金融機関からの融資により、総額13.8億円を調達したと発表。
第三者割当増資は、パナソニックがSBIインベストメントと共同で運営する「パナソニックくらしビジョナリーファンド」を引受先とするもの。融資には、静岡銀行、商工組合中央金庫、山梨中央銀行などが参加した。今回の調達により、デットファイナンスなどを含む累計資金調達額は114.6億円となった。
クラスは、個人向け家具・家電のレンタル・サブスクリプションサービス「CLAS」と、法人向けサービス「CLAS Biz」を展開するスタートアップだ。家具や家電を月額で利用し、不要になれば返却・交換できるほか、気に入った製品は購入することもできる仕組みを提供している。また、返却された製品を修繕・クリーニングして再利用する循環型の事業モデルを構築している。
近年はライフスタイルや働き方の多様化に加え、物価高騰を背景に、高額な耐久消費財を所有するのではなく、必要な期間だけ利用するサービスへの関心が高まっている。こうした市場環境を受け、同社は個人向けサービスに加え、オフィス構築や家具付き賃貸など法人向け事業も拡大してきた。
同社によると、2026年2月時点で個人向け会員数は27万人、法人アカウント数は3500件を超え、2026年4月時点で累計提供数は35万点、総循環数は33万回を突破したという。2026年2月期には、営業利益と営業キャッシュフローの黒字化を達成しているとしている。
今回調達した資金は、サーキュラーエコノミーの実現に向けた事業体制と財務基盤の強化に充てる。今後は、これまで蓄積してきた循環データや修理履歴データベース、物流・再生インフラを活用し、パナソニックをはじめとするメーカーや自治体との連携を深める方針だ。









