【アフリカ・インサイト】【Vol. 03】東アフリカ市場は「共創」で拓く──アフリカと世界の架け橋・Ory氏が語る、日本企業の新戦略
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【アフリカ・インサイト】【Vol. 03】東アフリカ市場は「共創」で拓く──アフリカと世界の架け橋・Ory氏が語る、日本企業の新戦略

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現在、世界で最もダイナミックな成長を遂げている地域の一つ、東アフリカ。圧倒的に若い人口構成とデジタル・リープフロッグ現象を背景に、従来のビジネスモデルを覆すイノベーションが次々と生まれている。本インタビューでは、Verod-Kepple Africa Venturesのパートナーであり、長年テクノロジー業界と投資の最前線で「アフリカと世界の架け橋」として活動してきたOry氏に、東アフリカ市場の現在地と日本企業の可能性について話を伺った。

Ory氏は、ケニアをはじめとする東アフリカ諸国において、スタートアップの隆盛だけでなく伝統的なビジネス領域にも巨大なチャンスが広がっていると指摘する。日本企業がこの未開拓の市場で成功を収めるためには、単なる「製品の輸出」という旧来の視点から脱却し、現地パートナーとの「共創」や、現場への大胆な権限委譲を通じた迅速な意思決定が不可欠であるという。誠実さと品質の高さで信頼を得る日本企業が、いかにして「リスク回避」から「機会創出とリスク管理」へとマインドセットをシフトし、現地の熱狂と共に成長していくべきか。アフリカと日本のギャップを埋めるための具体的なステップを紐解いていく。

本記事では、インタビューの一部をご紹介する。

東アフリカ市場は「3つの構造変化」により急速成長中

世界の注目を集める東アフリカでは、主に「3つの大きな構造変化」がビジネスの成長を後押ししているという。

第一に、人口の70%以上が35歳未満という「圧倒的に若い人口構成」が存在し、彼らが最初からモバイルやデジタル領域に親しんでいる点である。第二に、既存の古いインフラが存在しないことで最新技術が一足飛びに普及する「リープフロッグ現象」が各分野で起きており、電力制約等を背景にした独自のエコ型・省エネ型AIイノベーションなども誕生している。第三に、実質GDP成長率が5〜7%前後で推移する高い経済成長と市場の開放が進んでいる点だ。スタートアップだけでなく、伝統的なビジネス領域も含めた巨大な市場機会が広がっているとOry氏は指摘する。

アフリカ進出先を選ぶ「4つの評価基準」と段階的アプローチ

Ory氏は、日本企業がアフリカの進出先を選定・評価する際、重点を置くべき基準は「日本企業・政府との関係性やコミュニティの有無」「港湾などのインフラ整備状況」「現地人材の質」「マクロ経済の安定性」の4点だと話す。

これらを考慮して進出先を検討した上で、現地訪問を通じて市場の熱気を体感し、現地の起業家や民間企業と直接的な信頼関係を築くことが第一歩となる。さらに、単なる「視察」で終わらせず事業化へと進めるには、現場での学びを本社経営陣へ適切に還元・共有し、認識のズレを埋めていくプロセスが重要だという。

日本企業に求められる「共創」と「リスク管理」へのマインドシフト

現地企業と持続可能なビジネスを築くためには、製品をただ輸出する従来のモデルから脱却し、現地の消費者ニーズに寄り添った「共創」へと転換することが欠かせない。

また、日本企業の「誠実さ」や「高品質」は高く評価されている一方で、「稟議」に代表される意思決定の遅さや極端なリスク回避の姿勢が、現地では課題として認識されているという。変化の激しい市場に対応するためには、過度な「リスク回避」から脱し、「機会創出とリスク管理」へとマインドセットを切り替え、現場への大胆な権限委譲を行っていくことが成功のカギとなる。

■ プロフィール詳細

Ory Okolloh 氏

アフリカおよびアフリカ出身の優れた起業家への投資を行う、パン・アフリカンのベンチャーキャピタルファンド「Verod-Kepple Africa Ventures」のパートナー。以前は、Omidyar Network Africaのマネージング・ディレクターを務めていた。

現在は、East African Breweries Limited、Deloitte Africa、Van Leer Group財団の理事会メンバーを務めているほか、過去にはThomson Reuters Founders Share Companyの副議長、Stanbic Bank Kenya財団の会長、Stanbic Kenya、Safaricom PLC、ハーバード・アフリカ諮問グループの理事など、数多くの要職を歴任。

また、Googleではアフリカ地域における政策および政府関係部門の責任者を務めるなど、世界的企業からもその専門性が高く評価されている。TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出され、Forbes Africaからは「アフリカで最も影響力のある女性」の一人として紹介されるなど、国際的にも著名な人物である。ハーバード・ロースクールで法務博士(J.D.)を、ピッツバーグ大学で政治学の学士号(B.A.)を取得している。

※本記事は以上です


インタビュー全文では、さらに詳しく解説

本記事では、インタビューのポイントを紹介しました。

ダウンロード版レポートでは、

  • アフリカ市場の理解の深め方
  • 海外企業による現地での共創事例
  • アフリカと日本のギャップを埋めるOry氏の取り組み

など、実際のインタビュー内容を詳しく掲載しています。

以下の簡単なアンケート(約1分)にご回答いただいた方に、インタビュー全文のダウンロードリンクをご案内致します。

▼ インタビュー全文の無料ダウンロードはこちら ▼

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現在複数の現地投資家、キ-パーソンへインタビューを実施しており、一度アンケートにお答えいただくと、過去分と今後発行するアフリカ関連レポートをすべてお読みいただけます。

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