建築・インフラの点検を“リモート標準”へ──クモノス、1.65億円で建物ライフサイクルDXを強化

建築・インフラの点検を“リモート標準”へ──クモノス、1.65億円で建物ライフサイクルDXを強化

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3D計測・遠隔デジタル点検を手がけるクモノスコーポレーション株式会社は、光洋商事ホールディングスを引受先とする第三者割当増資により、1.65億円を調達した。

クモノスコーポレーションは、空間やモノの高精度な3Dデジタル化と、社会インフラの遠隔デジタル点検を主力事業として展開する。1998年に国内に先駆けて3Dレーザースキャナを導入して以来、25年以上にわたり3D計測の実績を重ね、累計3000件超の計測を通じて建築・インフラ分野での3Dデータ活用を支えてきた。

近年、建築・不動産・インフラ分野では、設計から施工、維持管理までを一気通貫でデジタル化するニーズが高まっている。なかでも、建物情報を3Dデータとして継続的に管理し、点検・改修・メンテナンスに活用する仕組みづくりは、ライフサイクル全体のDX基盤として重要性が増している。

同社は計測領域で、FARO InsightやArtec 3Dなどのソリューション提供に加え、XGRIDS製品の国内正規一次販売店としても事業を展開し、機器の普及と活用支援を通じた技術高度化に取り組む。遠隔点検では、100メートル先の0.2ミリのひび割れを計測できる独自システム「KUMONOS」を提供し、道路・橋梁・ダム・大型施設などでの保守・安全管理を支援してきた。同技術は日本ものづくり大賞をはじめ、国土交通省、経済産業省、文部科学省などから表彰を受けている。

今回の資金調達を機に、建築設計から施工、メンテナンスまでを担う光洋商事ホールディングスグループとの連携を強化し、建物のライフサイクル全体を支援するDXパッケージや、3Dデータを継続的に更新・活用するサブスクリプション型の管理モデルの開発を進める方針だ。今後は3Dデジタル技術と遠隔点検の社会実装を広げ、建築・インフラ領域のDX基盤整備を加速させていく。

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