Brewtope、約2億円を調達ーークラフトビールの産業プラットフォーム構築へ

Brewtope、約2億円を調達ーークラフトビールの産業プラットフォーム構築へ

xfacebooklinkedInnoteline

クラフトビールの定期便サービス「Otomoni(オトモニ)」を運営するBrewtope株式会社は、INSPiRE Mutualistic Symbiosis Fund 1投資事業有限責任組合(以下、IMSF)を引受先とした約2億円の資金調達を実施した。​調達資金は、流通事業の強化やサプライチェーン支援体制の整備に投資し、クラフトビールの産業プラットフォーム構築を目指す。​

2014年に設立された同社は、クラフトビールの定期便「Otomoni」を皮切りに、ECストアやコレクションアプリ「BEER BOOK」などを展開。​現在、国内400社以上のブルワリーと提携し、4000種類以上の銘柄を取り扱っている。​また、少量多品種に対応した冷蔵配送や自社管理システムを構築し、15万件以上の消費者レビューを蓄積している。​

代表取締役の金澤 俊昌氏は、大学卒業後、人材会社にてヘッドハンターとして幹部人材の紹介業務に従事。2013年にBEENOSに入社し、起業家の発掘やリクルーティング体制の構築、企業立ち上げ支援に携わった。その後2014年にmeuron(現・Brewtope)を設立し、代表取締役を務めている。

金澤氏は、「今回の資金調達は、クラフトビール市場をこれまで以上に大きく進化させるための、まさに“勝負の一歩”です。IMSFとの資本提携を機に、クラフトビールの流通インフラを一気に強化し、サプライチェーン支援を通じてブルワリーをバックアップする体制も整えて参ります。クラフトビールが日本を代表する産業へと発展していくために、全力で突き進んでいきます。」とコメントしている。(一部抜粋)

クラフトビール業界では、ブルワリーの多くが小規模であり、原材料の調達から製造、物流、販売、マーケティングに至るまで、合理化が進んでいない点が課題とされている。​Brewtopeは、クラフトビール流通のリーディングカンパニーとして、流通と製造の両面からブルワリーをサポートする体制を整える計画だ。​

今回の資金調達により、Brewtopeは以下の3つの主要分野に注力する。​

1. 流通toB事業の拡大:400社以上のブルワリーとのネットワークと4000種類以上のクラフトビールを基盤に、ギフティ社との連携を強化し、流通網の拡大を目指す。​

2.消費者向け体験の強化:定期便やコレクションアプリ、ポッドキャスト番組などを通じて、クラフトビールの魅力を伝え、消費者認知の形成を図る。​

3.サプライチェーン支援事業の立ち上げ:小規模ブルワリーの原材料調達、製造工程、物流、販売、マーケティングに関する支援を行い、効率的な流通とコスト削減を実現する。​

今後、IMSFおよび親会社であるギフティとともに、クラフトビールの産業プラットフォーム構築に向けた取り組みを進めていく。クラフトビール流通のリーディングカンパニーとして、クラフトビール産業が市場から求められる要素を満たせるよう、流通と製造の両面からブルワリーをサポートする体制を整えていく方針だ。

画像はBrewtope HPより

Tag

Share

xfacebooklinkedInnoteline

新着記事

STARTUP NEWSLETTER

スタートアップの資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ1週間分の資金調達情報を毎週お届けします

※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします

※配信はいつでも停止できます

投資家向けサービス

スタートアップ向けサービス