ワインを“資産として管理・売買”する流通へ──WineBank、資金調達で基盤強化

ワインを“資産として管理・売買”する流通へ──WineBank、資金調達で基盤強化

xfacebooklinkedInnoteline

ワイン流通のデジタル化を進める株式会社WineBankは、シリーズAラウンドでマネーフォワードベンチャーパートナーズなどを引受先とする約1.6億円のエクイティ調達を行うとともに、みずほ銀行による2億円の融資枠を確保した。同社によると、累計調達額は約7.2億円となる。

WineBankは、1970年創業の酒販事業を基盤に、2020年の事業承継を経てWineTech領域へ展開した企業だ。現在は、ワインの購入、保管、売却をオンラインで一元管理できるプラットフォーム「WineBank」を中心に事業を展開している。主力のWineTech事業では、正規品ワインの売買と管理をワンストップで行えるサービスを提供し、2025年にはオークションの信頼性とフリーマーケットの手軽さを組み合わせた「WineBankマーケットプレイス」も開始した。利用者は購入したワインをクラウド上で管理しながら、必要に応じて売却や自宅配送を選択できる。

加えて、レストラン・卸売事業、メンバーシップクラブ事業、EC・小売事業も展開しており、オンラインとオフラインを融合したワイン流通基盤の構築を進める。2024年には老舗レストラン「アピシウス」がグループに加わり、2025年には新店舗も開設するなど、実店舗網の拡大も進めている。

ファインワイン市場では、流通経路の不透明性や保管状態による品質劣化、供給制約による価格変動が課題とされる一方、資産としてのワインへの関心も高まっている。そうした中、デジタル技術を活用した流通の可視化と管理効率化への需要が高まっている。

今回の調達資金は、高品質ワインの仕入れ強化とWineTech事業の認知拡大に充当する予定だ。今後はワイン総保有額100億円規模を目指し、オンラインサービス、実店舗、コミュニティを組み合わせた顧客基盤の拡大を進める。嗜好品としてだけでなく資産としての側面も含めた、新たなワイン流通モデルの確立を狙う。

新着記事

STARTUP NEWSLETTER

スタートアップの資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ1週間分の資金調達情報を毎週お届けします

※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします

※配信はいつでも停止できます

ケップルグループの事業