(2022年6月20日週) 海外資金調達 Weekly <Unicorn編> 労務管理システムやスマホ決済端末など競合が多い企業に資金が集まる

3月14日週に報道された資金調達に伴い、ユニコーン(企業評価額10億ドル以上の企業)となった3社を企業評価順に紹介します。
第一位は、生鮮食品のeコマースを手掛けるGetir(企業評価額:118億ドル)でした。先週取り上げたBYJU’sに続くデカコーン(企業評価額100億ドル以上)です。この領域は、物流など大型投資が必要、かつ競合も多いため、資金調達額も大規模になりやすいです。日本では、直近、10分で届く宅配スーパーを運営するOniGOがサムライインキュベートから資金調達を受けました。
第二位は、仮想通貨のソフトウェアウォレットを提供するConsenSys(企業評価額:70億ドル)でした。ConsenSysが提供するMetamaskはEthereumを中心としたソフトウェアウォレットです。仮想通貨のなかでもビットコインに次いで時価総額が大きいEthereumのウォレットを提供したことで、Metamaskはユーザーを伸ばしてきました。Ethereumはブロック生成時間が早いため、15秒(ビットコインの約40分の1の速さ)で取引を終えることができるため、投資家に好まれてきました。一方で、NFTなどによる市場の拡大は引き続き見込まれるものの、競争環境の変化には注意が必要です。より安い取引手数料でのサービス提供が可能なSolanaなどが台頭しており、EthereumのNFTにおけるシェアは、2021年初めの約95%から直近では80%近辺にまで低下しています。(※1)
第三位は、医療SaaSツールを提供するDocotolib(企業評価額:64億ドル)でした。医療業界は、IT化による効率化の余地が大きいため、注目されています。日本では、光通信の子会社であるEPARKが診察予約の分野で強いです。EPARKは2019年にSBIキャピタルなどから200億円の大型資金調達を発表しています。
注)
(※1)
https://www.coindeskjapan.com/136903/
スタートアップの資金調達情報を漏れなくキャッチアップしたい方へ。
1週間分の資金調達情報を毎週お届けします。
※登録することでプライバシーポリシーに同意したものとします
※配信はいつでも停止できます
投資活動のあらゆる情報を一元的に管理できる案件管理機能を中心に、社内外への報告資料の自動作成機能やダッシュボード機能をご提供。
スタートアップ企業の事業概要、時価総額、株主情報、役員情報など、幅広いデータをご提供。
ファンドの経理や決算、分配計算や監査法人対応、親会社へのレポーティングまで、幅広くご提供。
独自のデータベースと知見を活かして、スタートアップに特化した株価算定・投資検討デューデリジェンスをご提供。
事業方針の変更で売却ニーズを抱える事業会社、満期が近づくファンド等が保有するスタートアップの株式をダイレクトに買取。