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多胎育児支援サービスを提供するponoは、双子や三つ子などの多胎育児に特化したスマートフォンアプリ「moms」を2025年3月5日にプレリリースした。このアプリは、多胎育児の当事者たちが中心となり開発され、育児記録やお出かけ情報、緊急時の相談窓口など、これまで分散していた情報や支援を一元化するプラットフォームだ。
日本における多胎児の出産は全体の1%で、年間約8700組が誕生している。しかし、多胎児の約7割が低出生体重児として生まれ、医療的ケアが必要となるケースが多い。さらに、多胎育児家庭における虐待死のリスクは単胎育児家庭の2.5~4.0倍、離婚率も1.5~2倍と報告されている。こうした背景から、多胎育児に特化した情報や支援の必要性が高まっている。
momsは、多胎育児家庭が直面する課題の解決を目的に開発された。プレリリース時点で提供される主な機能は以下の2つである。
1. コミュニティ機能:多胎育児をしている仲間と交流し、経験談を共有できる場を提供する。複数のトピックから興味のあるカテゴリーを選択・カスタマイズでき、必要な情報をすぐに見つけられる。
2. 多胎119:緊急時に住んでいる地域の保健師に相談できる機能。全国47都道府県の支援団体や自治体の相談窓口(現在は福岡県と佐賀県から開始)にアクセスできる。
代表取締役の牛島 智絵氏は、2021年に双子を出産。自身の多胎育児の経験をもとに、2025年2月にponoを設立し、momsの開発を主導した。牛島氏は、「多胎妊娠育児アプリmomsは、双子を妊娠出産した私自身がずっと欲しかったアプリです。今後も、当事者の声を反映し、アップデートを重ねながら機能を追加していく予定です」とコメントしている。(一部抜粋)
多胎育児家庭は、通常の育児よりも身体的・経済的負担が大きく、情報や支援が分散しているため、必要な情報を探すのが困難であった。momsは、こうした課題を解決し、多胎育児を「楽しく、安心に」することを目指している。
今後は、「SHOP機能」(多胎育児アイテムの紹介やクーポン発行)、「お出かけMAP」(双子ベビーカーで利用しやすい店舗・お出かけスポット情報)、「多胎育児記録」(複数の子どもの成長を同時に記録できる)などの機能が追加される予定である。また、使わなくなった多胎児アイテムのシェア機能や、在宅ワークの紹介、海外の多胎ファミリーとの交流やホームステイのマッチング、ヘルスケアサポートなども計画されている。
画像はpono HPより
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