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12月7日、AIスタートアップ企業表彰コンテスト「HONGO AI 2022」の最終選考会が開催され、AIによる骨粗しょう症検査を開発するiSurgery株式会社がBEST AWARDを受賞した。
「HONGO AI」は一般社団法人HONGO AIによって運営され、AIスタートアップと本郷近辺の活性化を目指し、特にアーリーステージの優良なAIスタートアップに光を当てることを目的に開催しているAIスタートアップコンテスト。2019年に「HONGO AI 2019」を初開催し、今回で4回目となる。当日は、東京大学・伊藤謝恩ホールで、書類審査・二次選考を通過しAWARDに選出された14社による熱のこもったプレゼンテーションが行われた。
最終選考会の選考委員は、以下の方々が務めた。
・各務 茂夫 氏|東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 教授 / 産学協創推進本部 副本部長
・松尾 豊 氏|東京大学大学院工学系研究科 人工物工学研究センター / 技術経営戦略学専攻 教授
・孫 泰蔵 氏|Mistletoe ファウンダー
・上野山 勝也 氏|株式会社 PKSHA Technology 代表取締役
4名の審査員による審査の末、骨粗しょう症の早期発見のため、胸部X線写真から骨密度を推測するAI医療機器を開発する、iSurgery株式会社がBEST AWARDを受賞した。また同社はスポンサー企業賞3賞にも輝いた。
選考委員の孫氏は、「AI技術の社会的応用により、本人も認識していない状況で骨粗しょう症の早期のスクリーニングができる、医療費の削減につながる。多くの人に共感を得られるストーリーで、素晴らしい事業コンセプトのスタートアップです。満場一致の受賞となりました」と評価のポイントを述べた。
HONGO AI BEST AWARD :iSurgery株式会社
骨粗しょう症検査用AI医療機器を開発
また、スポンサー賞を受賞したのは以下の企業。
三井住友銀行賞:株式会社レボーン
独自の嗅覚センサーとAI解析でDXを推進
フジタ賞:scheme verge株式会社
「都市を再発明する」を目標に活動するアーバンエンジニアリング企業
EY Japan賞:iSurgery株式会社
住友商事賞:iSurgery株式会社
伊藤忠商事賞:iSurgery株式会社
HONGO AIでは、これまで42社をAwardに選出し、選出企業の6割以上が順調に資金調達を実現している。累計の資金調達額は180億円にのぼるという。iSurgeryの4冠という結果となった表彰式は、HONGO AI代表理事 川上 登福氏による「ここからさらに飛躍してほしい。来年も素晴らしい会にしていきたい」という言葉で締めくくられた。
各企業の今後の動向に注目したい。
▼最終選考会に参加したAWARD選出企業の紹介記事はこちら▼
アーリーステージのAIスタートアップコンテスト「HONGO AI 2022」14社がAWARD選出決定!
「HONGO AI 2022」について https://hongo.ai
2019年に「“HONGO”を起点に、世界に唯一無二のエコシステムを創る」ことを目指すVCや大学・団体、賛同企業等が中心となり始まったピッチコンテスト。社会の本質的課題に挑戦するアーリーステージのAIスタートアップの挑戦の場として、世界に羽ばたくチャンスを与えることを目的としている。この3年間で、42社が「HONGO AI AWARD」を受賞。4年目となる今回は、第1回が開催された東京大学・伊藤謝恩ホールで12月7日に開催した。「HONGO AI の聖地」と言える場所から、多くの有望なAIスタートアップのポテンシャルと、日本にスタートアップエコシステムを構築しようという関係者の思いを発信した。
HONGO AI 2022 実施体制
主催:一般社団法人HONGO AI
ANRI、先端技術共創機構(ATAC)、ディープコア、Deep30、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、東京大学協創プラットフォーム開発、
共催:日本経済新聞社
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