株式会社Solafune

衛星データとAIによるインテリジェンス基盤を開発する株式会社Solafuneは、Globis Capital Partners、Boost Capital、Rice Capital、三菱UFJキャピタル、みずほキャピタル、りそなキャピタル、千葉道場ファンド、個人投資家を引受先とする第三者割当増資および、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行などからの融資枠を合わせ、シリーズAラウンドで総額50億円超の資金調達を実施したと発表した。
衛星データサービスや地理空間インテリジェンス領域は、防衛・防災・資源管理・インフラ監視など幅広い用途で活用が進んでおり、AIと組み合わせた高度な意思決定基盤への注目が世界的に高まっている。
Solafuneは、衛星データや地理空間情報、OSINT※1、SIGINT※2など複数のデータソースをAIで解析し、統合的なインテリジェンス基盤を構築している。主要プロダクトは「Planetary Intelligence OS」であり、防衛・インテリジェンス領域を中心に、資源管理、防災、農業、インフラ監視へも技術を展開する。特に国内の防衛省や警察庁、内閣府等の中央官庁や自治体と多数の案件を受注しているほか、アフリカや東南アジアなど海外政府・国連機関とも連携実績がある。世界120カ国で利用されておりアジア・アフリカ・中東をはじめ世界各国への技術提供を積極的に行っている。
代表取締役CEOは上地練氏。カリフォルニア大学バークレー校で応用数学を専攻し、在学中はシードからレイターステージまで幅広いスタートアップにソフトウェア/データエンジニアとして参画した。2019年にはIoT領域を中心にシード・アーリーステージへ投資するベンチャーキャピタルABBALabでアソシエイトとして従事。2020年、「Hack The Planet.」をミッションに衛星データ解析事業を行うSolafuneを創業し、代表取締役CEOに就任した。
上地氏は、「全ての事象を数式で記述できないか、できるとすればどのような記述の方法があるか。私が学生時代に立てた問いに向き合う日々の中でSolafuneは『地球を、そして人類を、より正しく理解する』技術を積み上げてきました。AIと宇宙が交差する時代に、国家や組織の意思決定を支えるインテリジェンス基盤を構築し 『Planetary Intelligence OS』を実現する会社として、私たちのミッションである『Hack The Planet.』を体現します」とコメントしている。
今回の資金調達は、「Planetary Intelligence OS」の構築に向けた事業基盤の強化を目的としている。エンジニアやプロダクト人材、安全保障分野の人材採用、生成AIやマルチモーダル解析技術の高度化、計算基盤・セキュリティ設備への投資、海外政府向け事業の加速などに充当する。
今後は日本国内に加え、東南アジア、南米、中東などグローバルサウスへの展開も進める計画だ。
※1 OSINT(オープンソース・インテリジェンス):インターネットや報道など一般公開されている情報を収集・分析し、有用な情報(知見)を得る手法。サイバーセキュリティ(脆弱性調査)、企業調査、個人特定、マーケティングなど多岐に活用され、攻撃者と同じ目線でリスクを早期発見する防御策としても有効。
※2 SIGINT(シギント):電子通信、レーダー、無線などの電子信号を傍受・解析して得られる「信号情報」に基づいた諜報・情報収集活動のこと。国家安全保障や軍事において敵の意図を把握するために不可欠であり、近年はサイバーセキュリティ分野でも注目されている。









