10月21日、国内最大級のスタートアップカンファレンス B Dash Camp 2022 Fall in Fukuoka 内で、ピッチコンテスト「Pitch Arena」の Final Round が開催され、ノンデスクワーカーの現場リモートコラボレーションサービス「SynQ Remote」を提供する株式会社クアンドが優勝した。
今回の Pitch Arena には、150社以上のスタートアップが応募。20日には、書類・面談の審査を通過した16社による、First Round(予選)が行われ、審査の結果、6社が Final Round への進出を決めた。
多くの観客が会場、そしてライブ配信で見守る中、勝ち上がった6社によるハイレベルなプレゼンテーションが行われた。7名の審査員による審査の末、地元福岡のスタートアップで、一際完成度の高いプレゼンテーションを見せた株式会社クアンドが優勝を手にした。準優勝には衛星データとAIを活用して農地情報を可視化する「Sagri」が入賞した。
優勝 :株式会社クアンド
ノンデスクワーカーの現場リモートコラボレーションサービス「SynQ Remote」
準優勝:サグリ株式会社
衛星データとAIを活用して農地情報を可視化する「Sagri」
また、スポンサー企業より送られる各賞は以下のとおり。
野村賞:サグリ株式会社
ノバセル賞:nat株式会社
スマホのLiDARセンサーを活用したAI測量アプリ「Scanat」
AGS賞:株式会社クアンド
テコテック賞:株式会社Pictori
人工知能を活用したAI VTuber「紡ネン(つむぎねん)」
UPSIDER賞:サグリ株式会社
惜しくも、入賞は逃したものの、Final Round へ進出して素晴らしいプレゼンテーションを見せた企業も紹介する。(登壇順)
株式会社レイヤード
かかりつけ医のプラットフォーム「Symview」「Kakarite」
株式会社Yuimedi
ノーコードの医療データ特化型クレンジングツール「Yuicleaner」
書類・面談の審査を通過して本戦に参加したスタートアップは以下のとおり。
・株式会社 UPBOND :Web3.0 の匿名性の課題を解決する仮想通貨ウォレット「UPBOND Walle」
・BoostIO株式会社:ホワイトハッカーに脆弱性診断を依頼できるクラウドソーシングサービス「IssueHunt」
・CrossBorder株式会社:興味関心データを活用したBtoBセールスインテリジェンス「SalesMarker」
・Firstcard,Inc:米国の大学生向けバンキング「firstcard」
・株式会社ユーティル:Web制作に関する相談カウンター「Web幹事」
・aifie株式会社:ランディングページのオールインワンノーコードツール「smartLP」
・株式会社BabyJam:インフルエンサーとアーティストを繋ぐ「Meme」
・株式会社Fivot :スタートアップ向け融資事業「Flex Capital」
・Intelligence Design株式会社:エッジAIカメラによるリアルデータの利活用サービス「IDEA series」
・株式会社luco:ブラウザ上で配信画面をデザインできる「スコラボ」
また、Final Round の審査員はそれぞれ以下の方々が務めた。
・青柳 直樹 氏|メルカリ 上級執行役員 SVP of Japan Region
・清明 祐子 氏|マネックスグループ 取締役 代表執行役Co-CEO 兼 CFO
・武田 純人 氏|野村証券 産業戦略開発部 主任研究員
・平尾 丈 氏|じげん 代表取締役 社長執行役員CEO
・宮田 昇始 氏|SmartHR 取締役ファウンダー
・吉田 浩一郎 氏|クラウドワークス 代表取締役 兼 CEO
・渡辺 洋行 氏|B Dash Ventures ディレクター
過去に本戦に登壇した企業から、数多くのIPOやM&Aも生まれており、各社の今後の成長に注目したい。