ファーメランタ、シリーズAラウンドで20億円調達──合成生物学による希少成分の発酵生産へ前進
合成生物学を応用し、天然由来の希少有用成分を微生物による発酵で安定的に生産するファーメランタ株式会社は、シリーズAラウンドによる三者割当増資および公的助成金の採択で、20億円の資金調達を実施した。既存株主に加え、新たに7社を含む合計9社が引受先として参画しており、累計調達額は48億円に達する。 同社は、2022年10月設立、石川県立大学発のバイオテック・スタートアップである。同社は、合成生物学を駆使し、植物二次代謝産物(植物由来の多様で複雑な化合物)など希少かつ高機能な天然成分を、大腸菌を用いた微生物発酵プロセスで生産する技術を有している。独自に20以上の遺伝子を多段階で導入し、培養液1リット
