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腸内細菌研究を活用した医療・創薬事業を手がけるメタジェンセラピューティクス株式会社は、シリーズBエクステンションラウンドのセカンドクローズで約3億円を調達したと発表。GLIN Impact Capitalを引受先とする第三者割当増資で、同ラウンドの調達総額は4.9億円、累計調達額は71.4億円となった。
メタジェンセラピューティクスは、順天堂大学、慶應義塾大学、東京科学大学発のベンチャーだ。健康な人の便に含まれる腸内細菌叢を患者の腸に移植し、腸内細菌のバランスを再構築する「腸内細菌叢移植(FMT)」を活用した医療技術や医薬品を開発している。現在は、潰瘍性大腸炎や消化器がん、パーキンソン病などを対象に臨床研究・開発を進める。
創薬では、潰瘍性大腸炎を対象とする経口FMT医薬品「MGT-006」の第1相/第2相臨床試験を日本と米国で実施している。医療技術では、潰瘍性大腸炎を対象とする「MGT-001」のほか、消化器がんを対象に免疫チェックポイント阻害薬とFMTを組み合わせる「MGT-007」、パーキンソン病を対象とする「MGT-008」の開発を進めている。
FMTでは、治療や医薬品開発に使用する腸内細菌を確保するため、ドナーから継続的に便を集め、検査・管理する体制も必要になる。同社は山形県鶴岡市に献便施設「つるおか献便ルーム」を開設し、腸内細菌ドナーの募集・検査、便の収集から治験薬製造までをつなぐサプライチェーンを構築している。
今回調達した資金は、「MGT-006」をはじめとするFMT医薬品の臨床開発や、潰瘍性大腸炎、消化器がん、パーキンソン病を対象としたFMT医療技術の開発に充てる。また、腸内細菌ドナーからの便の調達や治験薬製造など、臨床開発と社会実装を支えるサプライチェーンの強化・最適化も進める方針だ。
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