為替リスク管理システムを提供するトレーダム、シリーズAで4.1億円調達

為替リスク管理システムを提供するトレーダム、シリーズAで4.1億円調達

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KEPPLE編集部

為替リスク管理システム「トレーダム為替ソリューション」を提供するトレーダムがシリーズAラウンドにて、第三者割当増資による4.13億円の資金調達実施を明らかにした。

今回のラウンドでの引受先は、Headline、DBJキャピタル、日鉄ソリューションズ、W fund、ごうぎんキャピタル、三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、京都キャピタルパートナーズの8社。

トレーダム為替ソリューションは、企業の為替リスクを管理するAI搭載の管理システムだ。為替リスクの可視化、AIを活用したトレンド予測に基づく為替リスクヘッジ、ヘッジ効果の分析の3つの機能を持ち、効率的にリスク管理を行うことができる。また、基幹システムや各種ITツールとのデータ連携も可能で作業時間の削減を実現。製造業、リテール、食品、商社、海外クラウドサーバー利用企業など、幅広い業種の企業が利用している。

同社は、長期にわたって金融取引や証券のシステム開発に携わってきた浦島 伸一郎氏が2015年1月に設立した。浦島氏は米国コロラド大学を1993年に卒業後、米国チャールズシュワブ証券(Tokyo)でITマネージャーとしてキャリアをスタート。その後、DLJ証券(現CSFB証券)AVP、eSpeed(現BGC証券)、セントラル短資でITマネージャーを歴任。セントラル短資FXでは取締役も務めた。

トレーダム為替ソリューションは2023年5月に提供開始。導入企業数は累計60社以上にのぼり、資生堂、ジャパネットたかた、MIXIなどの大手企業も導入している。

2024年10月には社名をサービス名と統一するため、ジーフィットからトレーダムへと変更した。また同時期に、企業の外国為替業務を支援するためQUICKと販売代理店契約を締結。

今後は、グローバル外貨取引管理やヘッジ取引の管理機能の強化する開発に注力し、より一層グローバル企業やフィンテック業界に対応するサービスを目指すという。

今回の調達資金は、エンタープライズ向けの機能拡充と組織体制の強化に充当する。

画像はトレーダムプレスリリースより

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