リチウム資源の循環利用へ──LiSTie、1億円調達でリサイクルと海外展開を推進

リチウム資源の循環利用へ──LiSTie、1億円調達でリサイクルと海外展開を推進

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リチウム回収技術を開発するLiSTie株式会社は、DG Daiwa VenturesとAdlib Tech Venturesを引受先とする第三者割当増資により、総額1億円を調達したと発表。

LiSTieは2023年設立のディープテックスタートアップだ。量子科学技術研究開発機構(QST)で開発された技術を基盤とする、超高純度リチウム回収技術「LiSMIC」の研究開発を進めている。

同技術は、特殊なイオン伝導膜によりリチウムのみを選択的に回収できることを特徴とする。使用済みリチウムイオン電池の処理液や塩湖かん水など、不純物を多く含む溶液から高純度のリチウムを回収することを目指している。

近年は、AIデータセンターや電気自動車(EV)、再生可能エネルギーの普及を背景に、蓄電池の主要原料であるリチウム需要が世界的に拡大している。一方で、採掘や精製が特定の国・地域に集中していることから、資源の安定調達やリサイクルの重要性が高まっている。

日本政府も2026年に示した「日本成長戦略」で、「マテリアル(重要鉱物・部素材)」を重点分野の一つに位置付けており、蓄電池サプライチェーンを支える重要鉱物としてリチウムの安定確保を重視している。

今回調達した資金は、「LiSMIC」の技術開発と社会実装に向けて活用する。使用済みリチウムイオン電池からのリサイクルリチウム製造に加え、海外の塩湖や鉱山での高純度リチウム製造の実用化を推進し、リチウム資源の循環利用を目指す。

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