株式会社NEXT NEW WORLD

オーガニックシルク由来の素材を活用した研究開発やプロダクト事業を手がける株式会社NEXT NEW WORLDは、第三者割当増資、転換社債の株式転換、デットファイナンスを実施し、資本増強と財務基盤の強化を行ったと発表した。同社発表によると、累計調達額は約4.5億円となった。
本ラウンドには、15th Rockをリード投資家として、味の素、ポーラ・オルビスホールディングス、エステー、信金キャピタル、みずほキャピタル、インテグレートが参画。あわせて、みずほ銀行と日本政策金融公庫から融資を受けた。
NEXT NEW WORLDは、オーガニックシルク由来のシルクタンパク質原料「カラダシルク®」を基盤に、ペットヘルスケア、人向けヘルスケア、美容、機能性素材の開発を進めるディープテックスタートアップだ。横浜市立大学、信州大学、近畿大学などの研究機関と共同研究を行い、シルクタンパク質の機能性に関する研究を進めている。
主力ブランドである犬猫向け製品「SILKFULL」シリーズは、ペット専門店、量販店、動物病院などで導入が拡大している。2026年5月末時点の取扱拠点数は全国2800カ所を超え、動物病院向けチャネルでは、展開開始から約1年で約1200病院への導入を実現したという。
近年は、ペット領域で培った知見を活用し、人向け市場にも事業を広げている。シルクタンパク質を配合したドリンク「ZINZO SILK BUBBLING」を展開するなど、素材の応用領域を拡大している。
今回調達した資金は、ペット向け製品の販売拡大、人向けヘルスケア領域への展開、シルクタンパク質素材の研究開発体制の強化に充てる。また、ペットヘルスケア、機能性素材、ヘルスケア分野における事業提携やM&Aにも活用する方針だ。
同社は、腎臓の健康維持を意識した日常ケアの選択肢を広げる取り組みを「腎臓テック3.0」と位置づける。今回の資金調達を機に、シルクタンパク質に関する研究開発や製品展開を進めるとともに、販売網の拡大や事業提携を通じて事業基盤の強化を図る。
ペット市場では高齢化に伴う健康管理ニーズが拡大している。人向けヘルスケア市場でも、機能性素材への関心は高まっている。NEXT NEW WORLDは、ペット向け事業で培った販売基盤や研究成果を活用しながら、シルクタンパク質を軸としたヘルスケア事業の拡大を目指すとしている。










