不動産特化の電子契約サービス「PICKFORM」がダブル受賞、IVS LAUNCHPAD SEED 開催

不動産特化の電子契約サービス「PICKFORM」がダブル受賞、IVS LAUNCHPAD SEED 開催

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KEPPLE編集部

3月9日、シードスタートアップにフォーカスしたピッチイベント「LAUNCHPAD SEED Powered by 東急不動産株式会社」が開催され、不動産特化の電子契約サービスPICKFORM」を運営する株式会社PICKが特別審査員賞とオーディエンス審査員賞をダブル受賞した。

LAUNCHPAD SEED は、国内最大級のスタートアップカンファレンスを運営する IVS が新たに開催した、シードステージのスタートアップに特化したピッチイベント。今回、200社を超える応募企業の中から事前審査を通過した10社が登壇した。

会場の東京ポートシティ竹芝ポートホールには、VCや事業会社、エンジェル投資家を中心に300名以上が参加。多くの観客が見守る中、審査を通過した10社による6分間のピッチが行われた。
今回は、16名の特別審査員に加えて、来場した投資家がオーディエンス審査員として審査に参加、それぞれの審査員賞が設けられた。

いずれのスタートアップも完成度のピッチを披露したが、株式会社PICKの普家 辰哉 氏による、自身がかつて不動産会社のトップ営業であった経験に基づいた質の高いプロダクトと熱のこもったプレゼンテーションが評価され、特別審査員賞とオーディエンス審査員賞をダブル受賞した。

株式会社PICK

株式会社PICK 普家 辰哉 氏


不動産業界では、2022年5月に電子契約が解禁されたものの、宅地建物取引業法により電子契約のハードルは高く、汎用的な電子契約サービスでは安心して利用できないケースがあるという。同社が提供する「PICKFORM」は、不動産取引に特化した電子契約サービスとして、国内で唯一、国土交通大臣認定を受けたサービスで、不動産業界の慣習や実務にあわせた機能を備えている。2022年8月の正式リリース後、順調に導入企業を増やしており、今後は電子契約にとどまらず、不動産取引のプラットフォームを目指していく。

また、タイトルスポンサーを務めた東急不動産賞は、3Dアバター作成アプリ「モルツ」を提供する株式会社DENDOHが受賞した。

株式会社DENDOH

株式会社DENDOH 押田 大輝 氏


今回、審査を勝ち抜き LAUNCHPAD SEED に登壇したスタートアップは以下のとおり。

Color in Life株式会社
フリーランスのセルフマネジメントを支援する。AIマネージャー「Qocolor(コッカラー)

株式会社grow&partners
誰でも安心して子どもを預けられる世界へ!LINEで使える一時保育検索・予約サービス「あすいく

株式会社スタジオプレーリー
一生分の名刺をこの一枚に。スマホをかざすだけのデジタル名刺「プレーリーカード

株式会社スタジオユリグラフ
AIとの共創で記事制作を効率化するライティング支援ツール「Xaris(カリス)」

スマートブックス株式会社
AIで子どもを守るスマホアプリ「コドマモ

株式会社DENDOH
メタバース空間用3Dアバター作成&着せ替えアプリ「モルツ- Kawaii Avatar Collection-

株式会社Herazika
【勉強にやる気は不要】親の声かけなく、子ども自ら机に向かい集中する - おウチWEB自習室「ヤルッキャ

株式会社PICK
不動産取引に特化した電子契約サービス「PICKFORM

株式会社 Bogunov
国内初!スマホアプリのサブスクリプション解約理由解析ツール「subgrow

LINDA PESA株式会社
アフリカスモールビジネスの金融をインフラを構築する「Linda Pesa

各スポンサー賞
AWS賞:株式会社PICK
INITIAL賞:株式会社スタジオプレーリー
CORNER賞:LINDA PESA株式会社
住友不動産賞:株式会社Herazika
HERP賞:株式会社スタジオプレーリー
マネーフォワードケッサイ賞:株式会社スタジオプレーリー
Uniforce賞:株式会社PICK
Notion賞:スマートブックス株式会社
ペイルド賞:LINDA PESA株式会社
SHIBUYA QWS賞:Color in Life株式会社

イベント終盤には、6月に開催が予定されている「IVS2023 KYOTO / IVS Crypto 2023 KYOTO」に関する詳細が発表された。

次回は、京都府や京都市などを含むIVS KYOTO実行委員会が主催となり、京都最大級のイベント会場「みやこめっせ」を中心に開催される。海外からも数多くのスタートアップや投資家を招待予定で、昨年開催された「IVS2022 NAHA」の1800人を大幅に超える、過去最大の参加者を見込んでいるという。

これまで同様、IVS LAUNCHPAD の開催も予定されており、現在登壇企業を募集中だ。シードスタートアップに限らず、プロダクトのデモが可能なスタートアップであれば、応募が可能となる。

IVS LAUNCHPAD は、2007年に初開催され、これまで通算5000社以上のスタートアップがエントリー。「スタートアップの登竜門」と呼ばれ、数多くの登壇企業がその後の急成長を果たしてきた。今回登壇した各スタートアップのこれからの成長に注目したい。

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