フィジカルAIを現場へ──Algomatic Dynamics、50億円調達で本格始動

フィジカルAIを現場へ──Algomatic Dynamics、50億円調達で本格始動

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ロボティクスやフィジカルAI領域の研究開発を手がける株式会社Algomatic Dynamicsは、DMM.comを引受先として50億円の資金調達を実施し、事業活動を本格始動したと発表した。

Algomatic Dynamicsは、DMMグループのAlgomaticの新たな体制移行に伴い設立されたスタートアップだ。ロボットが現実世界でAIを活用して動作する「フィジカルAI」の社会実装に向け、コア技術の研究開発に取り組む。特定のロボットや用途に限定せず、多様な機体や現場で活用できる技術基盤の構築を目指している。

生成AIをはじめとするAI技術の活用がデジタル空間から現実世界へ広がるなか、製造や物流、医療、介護、飲食などでは、人手不足を背景にロボット活用への期待が高まっている。同社は、ロボットの学習から実機への展開までを一貫して支援することで、フィジカルAIの現場実装を進める。

同社は、熟練者の手元を撮影した映像から、動作のタイミングや力加減、視線など、言語化されていない技能や判断をデータ化する技術を開発している。また、ダンスやサッカーなどの全身の動きをロボット向けの学習データに変換する技術にも取り組む。

また、複数の指を備えた「AI多指ハンド」をハードウェアとソフトウェアの一体型で提供する。物体の把持・操作に加え、現場や作業内容に応じた調整や保守運用まで担い、データ収集からAIモデルの追加学習、実機への展開までを一つのプラットフォームで提供するという。

今回調達した資金は、研究開発に必要なハードウェアへの投資や計算資源の確保に充てる。今後は、2026年内をめどに、AI多指ハンドプラットフォームの国内向け公開を目指して研究開発体制を強化するほか、企業との共同開発や実証を進める方針だ。

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