1億円をこえるシード / アーリーステージのスタートアップによる資金調達が散見された先週と比べ、数千万円規模の資金調達が目立った他、10億円を超える大型の調達も複数発表された。
先週(4/23~4/28)にリリースされたスタートアップの資金調達情報を振り返る。
資金調達件数は38件と前週比で増加。
調達金額の総額は24,005百万円と前週比で+138%になった。
先週発表された資金調達の中から、シード / アーリーステージのスタートアップを抜粋して紹介する。
資金調達ニュース一覧はこちら。
エアドア、シリーズAラウンドで総額1.5億円の資金調達を実施
オンラインで賃貸物件の入居申し込みができるサービス「airdoor」を開発するスタートアップ。本ラウンドの引受先は、ディープコア、HAKOBUNE、DNX Ventures。今回の資金調達により、サービスに掲載する物件数の拡大とユーザー満足度の向上を目指す。
今回の資金調達に際して、代表取締役CEO 鬼頭 史到氏に、今後の展望などについて詳しく話を伺った。
管理会社が賃貸物件を直接掲載、手数料を抑えた部屋探しを実現
neoAI、シードラウンドで総額約5500万円の資金調達を実施
生成AIに特化したソリューションの提供を行う、東大松尾研発のスタートアップ。本ラウンドの引受先は、、PKSHAアルゴリズム2号ファンド、松尾豊氏などの個人投資家。今回の資金調達により、エンジニア・プロジェクトマネージャーを採用して開発体制を強化し、社会へ浸透する生成AIを活用したプロダクトの研究開発を進める。
TriOrb、シードラウンドで4000万円の資金調達を実施
全方向移動ロボットを活用した、ロボット同士の協調搬送の実現を目指すスタートアップ。本ラウンドの引受先はみらい創造機構運営のみらい創造二号投資事業 有限責任組合。同社の設立は2023年2月。今回の資金調達により、効率的な移動を支える自律移動ソフトウェア群および協調搬送・作業システムの開発を進める。
FACTORY X、プレシードラウンドにて4000万円に資金調達を実施
製造工程の在庫を戦略的に持つことで生産性・収益性を向上させる「在庫戦略モデル」の開発・手員会を行うスタートアップ。本ラウンドの引受先はANRI。同社代表の神谷氏は、国際学会でBest Paper Awardを受賞するなど、以前より在庫管理の研究に取り組んでいる。今回の資金調達により、業界分析の解像度向上・在庫分析のPoC・プロダクトの試作開発など、在庫戦略モデルの検証を行う。
アークス、プレシードラウンドで7000万円の資金調達を実施
生殖補助医療をAIやロボット技術を活用して自動化することを目指すスタートアップ。本ラウンドの引受先はディープコア、みらい創造機構。高度に人の手を介在させた不妊治療を誰もが受けられる世の中にすることで、今後増加する、生殖補助医療による出生数を支える。今回の資金調達により、大学や医療機関と連携した技術開発を進める。
ユビ電、シリーズB 2ndラウンドで3.5億円の資金調達を実施
電気自動車充電サービス「WeCharge」を展開するスタートアップ。本ラウンドの引受先はパナソニック)、東急不動産ホールディングス、フソウホールディングスの各CVCファンド。今後普及するEVを職場や宿泊施設など、あらゆる場所で充電できるような電力環境を構築する。今回の資金調達により、EV充電サービスのプロダクト開発や人材材用を進める。
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