株式会社be-FULL

AIを活用したマネジメント支援プラットフォーム「PXクラウド」を提供する株式会社be-FULLは、グローバル・ブレインと韓国のベンチャーキャピタルであるShinhan Venture Investmentが共同運営する「新韓-GBフューチャーフロー投資事業有限責任組合(SHGB)」を引受先とする第三者割当増資により、プレシリーズAラウンドのファーストクローズで1億円を調達したと明らかにした。
be-FULLは、HRテック領域のスタートアップだ。会議など職場でのコミュニケーションデータをもとに、管理職の意思決定や組織運営を支援するプラットフォーム「PXクラウド」を開発・提供している。
PXクラウドは、AI議事録の作成、マネジメントスキルの分析、組織課題の可視化などの機能を備える。同社によると、日常業務の中で得られるデータを活用し、管理職へのフィードバックやマネジメント改善につなげる点が特徴だ。トヨタグループやパナソニックグループなどで導入実績があり、管理職の会議時間削減や従業員エンゲージメントスコア向上などの成果につながっているという。
近年、日本企業ではプレイングマネージャー化による業務負荷の増加や、ハラスメント対策、人的資本経営への対応などを背景に、ミドルマネジメント層に求められる役割が拡大している。一方で、従来の管理職研修やアセスメント施策だけでは、現場での行動変容につながりにくいことが課題となっている。
こうした環境の中、be-FULLはPXクラウドを現代の組織における「マネジメントのOS」と位置づける。AIを活用して会議やコミュニケーションデータを分析し、管理職の行動改善や組織開発を支えることで、企業の生産性向上を後押しする。
今回調達した資金は、PXクラウドのAI分析機能を中心としたプロダクト開発の強化、営業・マーケティング体制の拡充、人材採用に充てる。エンジニア、プロダクトマネジャー、セールス、カスタマーサクセス人材の採用を進め、事業拡大を図る方針だ。
be-FULLは今後、管理職の役割を「業務の管理者」から「意思決定者・モチベーター」へと変革することを目指す。ハイブリッドワークや分散型チームが広がる中、AIを活用したマネジメント支援の需要拡大を背景に、プロダクトの機能強化と導入企業の拡大を進める考えだ。










