Stayway、VC向け新サービスを開始ーー補助金支援を通じたスタートアップ支援を強化

Stayway、VC向け新サービスを開始ーー補助金支援を通じたスタートアップ支援を強化

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補助金申請サービスを提供する株式会社Staywayは、スタートアップ企業向けの補助金支援サービス「補助金クラウド for Startup」において、ベンチャーキャピタル(VC)向けの新メニューの提供を開始した。

2017年に設立されたStaywayは、補助金申請のDXを推進する「補助金クラウド」シリーズを展開している。同社は、補助金情報の収集・一元化、AIを活用した申請書類の自動生成、専門家による申請支援などを通じて、中小企業やスタートアップの資金調達を支援している。また、補助金の早期受け取りを可能にする「前ほじょくん」や、専門家が監修する補助金・助成金メディア「補助金クラウドMag.」などのサービスも提供している。

代表取締役CEOの佐藤淳氏は、大学卒業後、公認会計士としてDeloitteに勤務した後、香港のPEファンドや経営コンサルティングファームでの経験を経て、2017年にStaywayを創業した。2020年には、オンライン旅行事業から補助金DXを軸としたFinTech×GovTechスタートアップへと事業転換を図った。

近年、スタートアップ企業の資金調達環境は厳しさを増しており、株式の希薄化や借入による負担を避けるため、返済不要の補助金の活用が注目されている。しかし、補助金制度の複雑さや申請手続きの煩雑さが障壁となっており、多くのスタートアップがその活用に苦慮している。

Staywayは、こうした課題に対応するため、VCと連携し、投資先スタートアップに対する補助金活用支援を強化する新メニューを開発した。このメニューでは、VCが投資先企業の事業内容や成長フェーズに応じた最適な補助金情報を把握・提案できる体制を構築し、補助金の制度理解を深めるセミナーの共同開催や、申請支援までを一貫してサポートする。

実際の支援事例として、2025年4月30日には、大手VCと連携し、投資先スタートアップを対象とした補助金活用セミナーを開催した。また、ベンチャーキャピタルと連携し、「DTSU」「GX」などの支援事業を推進する。経済産業省のGENIACプロジェクトでは、適合性評価から書類作成・提出まで一貫して支援し、研究開発投資の拡大と公的資金の活用促進に貢献している。

今後もStaywayは、VCとの連携を強化し、スタートアップの成長を支援していく方針である。

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