マンスリーレポートでは、前月の日本のスタートアップ市場を資金調達動向の観点から振り返る。あわせて、注目の調達案件を踏まえながら、スタートアップ市場の直近のトレンドを解説する。
今年最高水準の調達額、多様化する大型案件
未上場企業の資金調達動向
ケップルの調査によると、前月の日本のスタートアップの資金調達総額は823億円(前月比18%増)、資金調達件数は163件(前月比19%増)だった。過去6か月間の月次資金調達金額推移は以下の通りとなった。
調達総額は、100億円以上の大型案件が複数あった前年同月と比較すると減っているが、今年に入って最も高い水準となった。SmartHRの214億円の調達をはじめ、50億円以上の大型案件が5件あったことが調達額の増加に寄与している。
過去6か月間の月次資金調達件数推移は以下の通りとなった。
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