株式会社アークエッジ・スペース

マンスリーレポートでは、2025年2月の日本のスタートアップ市場を資金調達動向の観点から振り返る。あわせて、注目の調達案件を踏まえながら、スタートアップ市場の直近のトレンドを解説する。なお、本データは公表資料をもとに作成しており、資金調達額には融資も含む。
未上場企業の資金調達動向
ケップルの調査によると、2025年2月の日本のスタートアップの資金調達総額は366億円(前月比6%減)、資金調達件数は139件(前月比4%減)だった。過去6か月間の月次資金調達金額推移は以下の通りとなった。

調達総額は前月比で大きく減少した先月よりも更に減少し、過去6か月の中で最も低い水準となった。小型案件が多い中、宇宙セクターの株式会社アークエッジ・スペースが80億円の大型資金調達を行った。

調達件数も前月比で減少したが、調達総額に比べると減少幅は小さい。
過去6か月の合計では、調達総額は4,068億円で前年同期比41%増、調達件数は931件で前年同期比3%増となった。
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Writer

高 実那美
株式会社ケップル / Data Analysis Group / Database Division / アナリスト
新卒で全日本空輸株式会社に入社し、主にマーケティング&セールスや国際線の収入策定に従事。INSEADにてMBA取得後、シンガポールのコンサルティング会社にて、航空業界を対象に戦略策定やデューディリジェンスを行ったのち、2023年ケップルに参画。主に海外スタートアップと日本企業の提携促進や新規事業立ち上げに携わるほか、KEPPLEメディアやKEPPLE DBへの独自コンテンツの企画、発信も行う。