クリエイター向けギフトサービスのGipt、3000万円の資金調達を実施ーファンとの新たな交流手段を拡充

クリエイターとファンの新たな交流手段を提供する株式会社Giptは、シードラウンドにおいて、ウタイテ代表取締役の倉田将志氏から3000万円の資金調達を実施した。​

同社は2023年6月に設立され、クリエイターがファンから気軽にプレゼントを受け取れるギフトプラットフォーム「Gipt」を運営している。クリエイターは、自分のほしいものをECサイトから選んでウィッシュリストを作成し、ファンはそのリストからプレゼントを贈ることができる。また、商品代金の一部を支援する形での応援も可能だ。利用時の住所や氏名が公開されることなく、全データは日本のAmazon Web Services（AWS）クラウドで安全に管理・運用されている。このサービスは、プレゼントを媒介としたクリエイターとファンの相互的なコミュニケーションの活性化を図ることを目的としている。

代表取締役の沼山 祐斗氏は、大学卒業後、2021年にデロイトトーマツコンサルティングに新卒入社し、ファイナンス・会計領域のプロジェクトに従事。2023年にGiptを創業し、クリエイターとファンをつなぐサービスを運営している。Giptはリリースから約1年で登録ユーザー数3万人を突破し、クリエイター支援の新たな形として広がっている。

近年、クリエイターエコノミーは拡大を続けており、コンテンツ発信者が収益を得る手段も多様化している。サブスクリプションや直接的な金銭支援といった支援方法に加え、ファンとの交流のあり方も進化している。Giptのようなプラットフォームは、物理的なギフトを通じた支援という選択肢を提供し、クリエイターとファンの関係性の幅を広げる可能性がある。

今回の資金調達により、Giptは事業開発を加速し、サービスの利便性向上や機能拡充を進める計画だ。

画像はGiptプレスリリースより