新素材で感染症対策、FiberCrazeが織りなす繊維産業の新時代
日本の繊維産業再興に向けた新たな一手とは。明治から昭和にかけて、繊維産業は日本経済を牽引する主力輸出産業の一つであった。しかし、経済産業省によると、日本の繊維産業はバブル崩壊後に急速に衰退していき、現在その輸出額はピーク時の4分の1まで落ち込んでいるという※1。その理由としては、事業所数、従業者数の減少や円高の影響による国際競争力の低下などさまざまな要因が挙げられている。このような状況を打破すべく、経済産業省は2030年に向けた繊維産業政策として、新たなビジネスモデルの創造や、技術開発による市場創出、サステナビリティの推進などを掲げている※2。日本各地で生産されている高機能・高品質な繊維製品を
KEPPLE編集部 ・