経口ワクチンで創薬に挑む──神戸大発イムノロック、臨床・希少疾患開発に1.8億円
神戸大学発の創薬スタートアップ、株式会社イムノロックが2025年7月、神戸大学キャピタルおよび大阪大学ベンチャーキャピタルを引受先とする第三者割当増資により1億8370万円を調達した。今回の資金調達は、シードラウンドBの追加分として実施され、経口ワクチンプラットフォームの臨床開発や希少疾病向けプロジェクトの推進を目的としている。 イムノロックは2021年に設立され、腸内細菌ビフィズス菌を活用した経口ワクチン技術の開発に取り組む。開発中の主なパイプラインには、経口がん治療ワクチン「B440」および新型コロナウイルス感染症予防ワクチン「BCOV332」がある。特にB440は、非臨床段階から臨床開発
