ゲノム編集による水産物の品種改良のリージョナルフィッシュ、20.4億円の資金調達を実施。Beyond Next Venturesなどから。
・ゲノム編集による水産物の品種改良のリージョナルフィッシュは、第三者割当増資で資金調達を実施。 ・調達額は、20.4億円。 ・引受先は、既存投資家のBeyond Next Ventures、荏原製作所、三菱UFJキャピタル、京信ソーシャルキャピタル、中信ベンチャーキャピタル、新規投資家のNTTファイナンス、奥村組、岩谷産業、ウシオ電機、FOOD & LIFE COMPANIES、SBプレイヤーズ、丸井グループ、CBC、KANSOテクノス、MOL PLUS、SMBCベンチャーキャピタル、京大創業者応援ファンド。 ・リージョナルフィッシュは、京都大学発のスタートアップ企業。DNAを刺激することで変異する「欠失型ゲノム編集」等の技術を活用した品種開発や、AIで魚の状態や水温・溶存酸素等の変化を読み取り、遠隔操作で飼育環境の調整や給餌、清掃を行う『スマート陸上養殖』を開発。両技術を組み合わせた⽔産養殖システムを開発し、SDGsの達成に取り組む。同社は、可食部が増量したマダイ『22世紀鯛』や、通常より成長を早めたトラフグ『22世紀ふぐ』を販売している。 ・本調達により、養殖プラント新設による水産物の量産体制を整備するほか、品種改良やスマート養殖の研究開発を強化。また、海外進出、人材採用を加速させる。
リージョナルフィッシュ株式会社
リージョナルフィッシュ株式会社は、ゲノム編集技術などを活用した魚の新品種の開発や、種苗の生産・販売などを行う企業。 同社は、「京都大学」・「近畿大学」などの技術シーズをコアとして設立され、ゲノム編集技術などを活用した魚の新品種の開発を行う。また、種苗の生産・販売、AI(人工知能)やIoTによる省力化・自動化を図ったスマート養殖の確立とフランチャイズ展開、同社での養殖および販売、ゲノム編集食品のプロデュースなどを行う。同社が運営するECサイト『Regional Fish Online』では、ゲノム編集技術を使用した『22世紀鯛』や『22世紀ひらめ』などを販売する。
- 代表者名
- 梅川忠典
- 設立日
- 2019年4月10日
- 住所
- 京都府京都市左京区吉田本町36番地1京都大学国際科学イノベーション棟