農業スタートアップのHappy Quality、4億5,000万円の資金調達を実施。明石吉田屋産業などから。
・農業スタートアップのHappy Qualityは、第三者割当増資および融資で資金調達を実施。 ・調達額は、4億5,000万円。 ・引受先は、明石吉田屋産業、エヌエスティー、一般社団法人ベンチャー投資育成研究会、三井住友トラスト・パナソニックファイナンス、ほか事業会社2社(個別の名前は公表していない)。 ・融資元は、商工組合中央金庫、静岡銀行、浜松いわた信用金庫。 ・Happy Qualityは、データやセンサー情報を収集·分析し役立てるデータドリブン農業の研究開発や、農業支援をする。同社のブランド製品には、光センサー選果機によって糖度・形・リコピンを計測し、リコピンが通常のトマトの2倍以上などの基準を設けて選別したトマト『Hapitoma』などがある。 ・調達の目的は、人材採用の強化やアグリテックの研究開発・製品化。そのほか、出資元の事業会社とパートナーシップを構築し、栽培面積の拡大、栽培技術の更なる発展、エネルギーの省力化や節水などによる環境負荷低減に取り組む。
株式会社Happy Quality
株式会社Happy Qualityは、農産物の流通・販売、生産にかかる研究と、農業支援を行う企業。 カリウム含有量を通常の半分以下に抑えたメロン『ドクターメロン』や、通常のトマトの2倍以上のリコピンを含むトマト『ハピトマ』を商品開発し、販売している。 これまでプロダクトアウトが主流であった青果物流通業にマーケティング戦略を導入した『Happy式農業モデル』を提唱。「売れるものだけを作り、提供する」というマーケットインの発想に基づいた、生産・流通・販売までの一貫したサプライチェーンを構築している。
- 代表者名
- 宮地誠
- 設立日
- 2015年2月13日
- 住所
- 静岡県浜松市中央区飯田町1567番地の1