ゲノム編集iPS細胞を用いた脳腫瘍の治療法開発に取組むiXgene、6億円の資金調達を実施。慶應イノベーション・イニシアティブなどから。
・ゲノム編集iPS細胞を用いた脳腫瘍の治療法開発に取組むiXgeneは、第三者割当増資で資金調達を実施。 ・調達額は、6億円。 ・引受先は、慶應イノベーション・イニシアティブをリード投資家として、東京大学協創プラットフォーム開発、MSFキャピタルパートナーズ(H.U.グループホールディングスのCVC)、グリーンコア。 ・iXgeneは、慶應義塾大学医学部発ベンチャーで、悪性脳腫瘍への治療と、外傷性脳損傷や脳梗塞に起因する脳障害の再生医療の開発に取組む。同社は、ゲノム編集により自殺遺伝子を導入したiPS細胞を分化させた神経幹細胞(自殺遺伝子導入NSC)を、遺伝子細胞治療用製剤として使用する新たな治療法を開発中。 ・本調達を機に、自殺遺伝子導入NSCを用いた脳腫瘍治療法の、臨床試験に向けた有効性・安全性・毒性などの調査・研究を進める。
株式会社iXgene
株式会社iXgeneは、ゲノム編集技術とiPS細胞を用いた再生医療の開発を行う企業。 同社は、ゲノム編集により「自殺遺伝子」を導入したiPS細胞由来神経幹細胞を用いて、難治性脳疾患の治療法を開発する。対象疾患として、脳腫瘍の再発治療や、脳損傷などからの機能回復が挙げられる。
- 代表者名
- 水野篤志, 古川俊治
- 設立日
- 2020年1月6日
- 住所
- 東京都新宿区四谷1丁目14番地1