慶応大学発の医療スタートアップのAdipoSeeds、総額16億円の資金調達を実施。DCIパートナーズなどから。
・慶応大学発の医療スタートアップのAdipoSeedsは、第三者割当増資で資金調達を実施。 ・調達額は、総額16億円。 ・引受先は、DCIパートナーズ、ニッセイ・キャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、Gemsekiのそれぞれが運営する投資事業有限責任組合。 ・AdipoSeedsは、慶応義塾大学発スタートアップ企業。脂肪組織由来の多機能血小板「ASCL-PLC」を用いた、輸血用血小板製剤や再生医療等製品の開発に取り組む。また同社は、血小板内部に含まれる成長因子などが持つ組織修復能力を利用する再生医療である「PRP(Platelet Rich Plasma、多血小板血漿)療法」に関連する受託事業をH.U.セルズと共同で立ち上げる予定。H.U.セルズは、再生医療・細胞治療における品質試験の受託や治療薬の受託製造などを手掛ける。 ・本調達は、難治性皮膚潰瘍および血小板輸血を対象としたASCL-PLCの企業治験準備や、新規事業であるPRP療法に関連する受託事業の研究開発資金に充当する。
株式会社AdipoSeeds
株式会社AdipoSeedsは、慶應義塾大学医学部発の、脂肪組織に由来する細胞を用いた再生医療等製品の事業を行う企業。 サービスとして、皮下脂肪組織から血小板を安定的・大量に創製する新規再生医学技術などを提供している。この医療技術は、外から遺伝子導入を行う必要がないため、簡易かつ、安全性が高い医療を可能にする。 世界の血小板不足を解消し、血小板の関わる治療行為をより安価に安全に提供できる未来を創り出すことを目指している。
- 代表者名
- 不破淳二
- 設立日
- 2016年7月7日
- 住所
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27番3号