宇宙ごみ除去を含む軌道上サービスに取り組むアストロスケールホールディングス、約101億円の資金調達を実施。三菱電機などから。
・宇宙ごみ除去を含む軌道上サービスに取り組むアストロスケールホールディングスは、第三者割当増資で資金調達を実施。 ・調達額は、約101億円。 ・引受先は、三菱電機、三菱UFJ銀行、三菱商事、日本政策投資銀行、FEL、実業家の前澤友作氏。 ・アストロスケールホールディングスは、宇宙の軌道上にある不要になった人工衛星などの宇宙ゴミ「デブリ」の低減·除去に取り組む。衛星運用終了時の「デブリ」化防止のための除去『EOL』、既存「デブリ」の除去『ADR』、故障機や物体の観測·点検『ISSA』、衛星の寿命延長『LEX』など、軌道上サービスの実現を目指し技術開発をしている。 ・調達の目的は、技術開発、グローバルな事業拡大、需要増に応じた供給能力向上のため。
株式会社アストロスケールホールディングス
株式会社アストロスケールホールディングスは、スペースデブリ(宇宙の軌道上のごみ)の除去に取り組む企業。 スペースデブリは地球の周りを浮遊する使用済みの人工衛星や打ち上げたロケットの残骸などを指す。10センチ以上のデブリの数は宇宙空間で約2万3千個に達するとされており、稼働中の衛星に衝突すれば、故障の原因になりかねない。宇宙開発の進展とともに、スペースデブリも増えることが予想されている。 アストロスケールはスペースデブリを回収する衛星の開発に取り組んでいるほか、関連する技術開発、宇宙ごみ除去技術の販売、宇宙ごみ専用保険の開発などビジネスモデルの開発も手がけている。収益化まで時間を要する「宇宙スタートアップ」のひとつ。
- 代表者名
- 岡田光信
- 設立日
- 2018年11月15日
- 住所
- 東京都墨田区錦糸4丁目17番1号