クライオ電子顕微鏡を活用した創薬事業のキュライオ、2.6億円の資金調達を実施。Beyond Next Ventures2号投資事業有限責任組合などから。
・クライオ電子顕微鏡を活用した創薬事業のキュライオは、第三者割当増資で資金調達を実施。 ・調達額は、2.6億円。 ・引受先は、Beyond Next Ventures2号投資事業有限責任組合、T&Dイノベーション投資事業有限責任組合、旭化成ファーマ、スリーエスキャピタル、UT創業者の会投資事業有限責任組合、IKERUNippon Capital Partners、DOJIN CAPITAL、Ono Venture Investment, Inc.、濡木理氏(IKERUNippon Capital Partners代表取締役)、エンジェル投資家1名(個別の名前は公表していない)。 ・キュライオは、細胞表面などのたんぱく質の構造を解析できる「クライオ電子顕微鏡」を使い、新薬の候補となる物質を探索するなどといった創薬事業、創薬支援を行う。 ・本調達は、自社創薬事業内の主力パイプラインの加速及び拡大、クライオ電子顕微鏡構造解析技術の創薬への有効活用のための基盤技術の開発を目的として、それらに向けた研究開発費、設備投資や体制強化などに充当。
株式会社キュライオ
株式会社キュライオは、クライオ電子顕微鏡によるたんぱく質の構造解析技術を活用して創薬を行う企業。 同社は、細胞表面などのたんぱく質の構造を解析できるクライオ電子顕微鏡を使い、新薬の候補となる物質を探索する。細胞表面のたんぱく質に新薬候補物質が結合すれば、薬として期待する効果が得られる。 従来の創薬研究では、構造が分からないたんぱく質に対して形が合う化学物質が見つかるまで何百万回も試行錯誤する必要があったが、キュライオの技術を使えばこの手間を大幅に削減できるという。
- 代表者名
- 中井基樹
- 設立日
- 2019年8月5日
- 住所
- 東京都新宿区新宿5丁目18番20号ルックハイツ新宿803号